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指導者の心得

610号2015/09/02更新

(今日のお話 1752文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、お休みを頂いて、
おばあさん(98歳)のお見舞いに山口へ日帰りの旅。

心と体の健康って大事。
しみじみ思う次第です。
■本日のお話です。

「奇跡のレッスン」というNHKのある番組から。

テニスのトッププロを多数育ててきた、
スペイン人の超一流コーチが語る、
「子供の可能性を伸ばすコツ」について、
共有したいと思います。


■番組では、ある横浜の、
ジュニアのテニスクラブが舞台です。

普段から、

「常に全力でやれ!」
「主体性が足りない」

と叫ぶちょっと厳しめのコーチと、
8~12歳の子供たちが主人公。

そこへ、1週間の特別レッスンとして、
ダビットというスペイン人のコーチが招かれます。

彼のレッスンは非常に個性的でした。

「楽しくなければ意味がない」
「終わりが楽しれば全て良し」
「子供の背中を押す」

今まで、厳しく指導することで、
忍耐力を付けるように育てられてきた方法とは、
全く異なるものでした。


■その中で、コーチと生徒の間の、
印象的なやりとりがありました。

こんなものやりとりです。


(コーチ)
「この試合、君の目標と戦略は何だい?」
「ポイントをとるための、君のこだわりは何か?」
「もし、もう一度のこのゲームをするとしたら、
 何に気を付けたいと思うかい?」

そして子供たちも答えます。

(生徒)
「メンタルにムラがあるから、
 平常心を保ってプレイをしたい」
「リスクを恐れずに、攻めたいと思います」
「ミスに気を付けた上で、余裕が出たときに、
 チャンスボールを狙いにいきたい」

ちなみに、
ですが、この答えをしている生徒、というのは
8歳~12歳です。

一般には、

「まだまだ”教えてやらなきゃ”いけない」
と思われている小さな子供。

だから、
「ああしなさい、こうしなさい」
という指示・管理の下、やらせることが普通だった。

しかし、コーチはこう言います。

『子供は、自分で目標を持って、自分で考えて行動できる。
 
 だから、あれやれ、これやれではなく、
 
 一人のテニスプレーヤーとして接することが大切だと思っている』
と。

そして、レッスンが進むにしたがって、
子供たちは目標を語り、
最終日にはコーチが来る前に、
自主的に練習をする姿が見られるようになりました。
・・・


■このドキュメンタリーを見て
子供達の可能性と成長に、
深く感銘を受けたのもそうですが、

それ以上に印象に残ったシーンがありました。

それは、このスクールの、
普段から教えているコーチが言った言葉。

『私自身が「楽しんでレッスンをする」ということを
 もっと学ばなければいけないかもしれない・・・』

直接言っていたわけではないですが、
そこには、「指導者としてのあり方」を自らに問う、
そんな様子を感じたのです。

子供は白いキャンパスようだ、と言われることがあります。

だから関わる大人によって、どちらにも転びます。

結果ばかり常に問うコーチであれば、
プロセスよりも結果を気にする子供になるし、

逆に、

結果以上に、
「試合を楽しめたか」「決めた目標はできたか」
を問うコーチであれば、プロセスを大切にする子供になる。

また、

「子供は自主性がないから」
といって逐一監視、指示をしていれば、
子供は指示を待つ傾向になるし、

逆に、

「自分で目標を決め、行動できる」
と子供を一人のプレーヤーとして認め、任せれば、
自立し、歩める存在になっていく。

そして、この一連の話を見て、

<指導する側のあり方の大切さ>

を深く考えさせられたのです。


■そして、このことは、
テニスだけでなく、家庭やビジネスでも
同じことが言えるのかもしれません。

雛鳥が親鳥を見て育つように、
「下」は「上」を見て育つ。

そして、放つメッセージによって、

「自分が一人で決めていける」と思うこともあれば、
「指示をしてもらわないとできない」と思うようになるのも、

”上次第”

ではないか、そのようにも思ったのです。

もちろん、指示・管理が大切な時期もあることは前提。

ですが、教える側が、生徒(新人、子供など)に対して、

【信頼し、”一人の自立した存在”として接しているか】

どうかは、
「本人の主体性」を育み、人を育てる上で、
とても大事なことではないか、
と思った次第です。

本日は、「指導者側の心得」についてのお話でした。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
【本日の名言】
すぐれた仕事をできないのは、
そう期待されていないからだ。

スティーブ・ジョブス""""

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