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2組のサンタから学ぶ、「使命」の意義

665号2015/11/25更新

(今日のお話 2038文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

先日は4件のアポイント。

少し前の話ですが、先週参加した、
「ダイヤモンド経営塾」にて、

”ピーター・ドラッカーの『5つの質問』”

についてお話を聞く機会がありました。

ドラッカーと言えば、
「マネジメントの神様」とも称される有名人。

著書をお読みになられた方も、
いらっしゃるのではないかと思います。

そんな、
”ドラッカーの5つの質問”の中で、
一番最初の質問とは、何なのでしょうか。

それは、

『われわれの使命は何か?』

というものでした。

今日はこのお話について、
ドラッカー塾の代表もされている
国永秀男先生のお話から、
学んだことを共有させて頂きたいと思います。


■しばしばビジネスでは、

”企業には、使命(ミッション)が大事である”、

という話を耳にすることがあります。

そしてドラッカーの質問でも、
同様に「使命が何か?」を考えることが、
経営者にとって必須の質問である、

といいます。

では、なぜ

「使命」が大事なのでしょうか?

この答えについて、
ドラッカー塾の代表でもある国永先生は、
このような例え話で説明されました。

例えば、こんな話。

2組のサンタの例え話です。


クリスマス・イブの夜に、
2組のサンタの集団がいるとします。

設定としては、12月24日の夜、
ある町で子供たちにプレゼントを配るために、
サンタ達が集まった、というイメージ。
(一応、「複数いる」という設定です)

1組のサンタ・グループには、
「使命」があります。

サンタの使命とは何か?

恐らく、代表的な答えとしては、

「子供に夢を与えること」
「子供を喜ばせること」

などではないでしょうか。

クリスマス・イブの夜
トナカイのソリに乗って、
子供達に気付かれないようにそっとプレゼントを届け、
その喜んだ顔を想像して、嬉しくなる。

「使命を持ったサンタさん」を想像すると、
そんなイメージが沸いてきそうです。


■さて、もう一組のサンタさん。

こちらは、「使命」がありません。

何となく集まってきたサンタたちです。

日雇いバイト的なイメージで、
「お金」目的だったり、
「出会い」目的だったりするかもしれません。

そんな彼らにマネージャーから、
24日の夜、指示がされます。

「使命」は含まれませんので、
作業内容だけ伝えられます。

イメージとしては、
こんな感じでしょうか。

「今夜、皆さんは子供たちに、
 この品物を届けてもらいます。

 届け先と中身は、このリストにある通りです。
 書いてある順番で、回ってください。

 ちなみに、届け方にも規定があります。

 雪が積もっている屋根に上って、
 煙突から気付かれないように注意して入ってください。

 子供たちの枕元に靴下がありますから、
 そこへプレゼントを忍ばせてください。

 そして入ってきた煙突から帰ってください。
 気付かれては、ダメですよ。

 それを合計200件、1晩中に回ってください」

そして、それに準じて、
家をひたすら回っていく・・・


■さて、ではこの2組のサンタ達。

「使命のあるサンタクロース」と、
「使命のないサンタクロース」。

比較をしたときに、
どういった仕事の姿勢の違いがあるでしょうか?

またプレゼントを配っている時の気持ちは、
どう違ってくるでしょうか?

恐らくですが、
「使命のあるサンタ」は、

子供たちの笑顔を想像したり、
モチベーション高く行動したり、
活き活きとプレゼントを届けたり、
多少辛くとも、活き活きと頑張っていそうです。

しかし、
「使命のないサンタ」はどうか。

”なぜ、何のためにプレゼントを届けるのか”

が、決定的にかけているサンタ達です。

プレゼントを届ける=夢を届けるのではなく、
地味な配達業の繰り返し、という認識です。

恐らくですが、
そんな想いでプレゼントを配ったとしたら、

「こんな寒い夜に、何だって屋根に上らなきゃいけないんだ」
「煙突から入るなんて危険すぎる」
「こんなでかいプレゼント頼むなんて厚かましい子供だ」
「この仕事、割に合わないよな」

そんな、愚痴のような
コメントが出てきそうです。


■そして、ここで注目したいのが、
この2組のサンタさん、実は、

【実際にやっていることは同じ仕事である】

ということなのです。

サンタクロースというと、
素敵な雰囲気がする言葉ですが、
行為だけ見れば、「配達業」です。

それでも、

”大きな使命があるかどうか”
で、

その仕事に取り組む姿勢は、
ガラリと変わってくる。
そして結果も変わってくるのでしょう。

「使命」とは、そういった力を持っているようです。


■なぜ、使命が大切なのか。

ドラッカーは、このように言います。

『使命は、われわれに
「仕事の価値」と「エネルギー」を与えてくれる』
と。

目に見えない”使命”ですが、
それがめぐりめぐって、
個々人の仕事のやりがいに繋がり、
人材の定着化や組織の成果にも、繋がってくる。

とするのであれば、
企業にとって

「使命はあればいいもの」

というよりも、

「使命はなければならないもの」

といえそうですし、
だからこそ、ドラッカーの5つの質問において、

『われわれの使命は何か』

という問いが最初に掲げられているのでしょう。

私達の使命とは、何か。

時折立ち止まって、考えてみると、
思わぬ発見があるかもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
【本日の名言】
組織には、明確な使命がないといけない。
目的があるときに最も生産性が良い。

ピーター・ドラッカー""""

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