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決めつけで処方しない

928号2016/08/29更新

(今日のお話 2043字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

日曜日は朝から友人、妻を含めた
「7つの習慣」勉強会でした。

昨日のテーマは、

「第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される」

だったのですが、

”処方する前に診断する”

という当たり前だけれども、
意外とできていない原則について、
改めて気が付かされました。

ということで、早速ですが、
今日のお話、


「決めつけで処方しない」


というテーマで、
思うところをお伝えしたいと思います。

それでは、どうぞ。
■人は、つい相談をしたり、
または相談されたりするシーンで、

「いや、それならこうした方が良いよ!」
「絶対間違っているって!」
「私の場合は、こうだったのよ」

という応答をしているケース、
ままあるように思います。

これらの反応は、
自分の意見や話を

”相手が聞かせてモード”

だったらいいのですが、
実はそうではないケースが多いようです。


「ただ聞いて欲しかった」
「頭の整理ができなくて、
 相談相手になってほしかった」


と思っていたのに、
なんだかあーだこーだ言われて、
逆に混乱してしまった。

こういった、
自分の物語、自分の見方を通じて、
”決めつけて”しまい、

「こうしたほうがいい」
「ああしたほうがいい」

と、ろくすっぽに相手の話も聞かないで、

”処方をする”こと。

よくあるこの行為は、実は時には
誰かとの信頼を損なう一因になりかねない、

そのように「7つの習慣」では
お伝えしています。


■そして、この

”決めつけで処方する”

”ろくすっぽに相手の話も聞かないで処方する”

ということについて、
私は個人的にとある苦い(というか痛い)
経験があります。




7年程前、突如喉の痛みを感じ、
そして高熱が出たことから、」
近くの医者(内科)に行きました。

当時、「喉の痛み=耳鼻咽喉科」という知識も、
あまりなかったし、熱もあったので、
とりあえず距離を優先して、
病院にいくことにしたのです。

すると、出てきたのは、
おじいちゃんっぽい先生。

検査をした後の結果を見ながら、
ディスプレイを眺め、私の症状を
さらさらと問診していきます。

「喉がイタイ」
「熱がある」
「鼻が詰まる」

そう私は答え、
最後にドクターはこうは言いました。


「風邪でしょう。

 とりあえず熱が高いから、

 点滴打っておきますよ。

 薬も出しときますんでね、お大事にね」


・・・そして、
家に帰り、薬を飲み、
回復を待ちました。


■しかし、です。

薬を飲んでも、飲んでも、
翌日になり、そのまた翌日になっても、
熱は下がるばかりか、上がる一方。

だんだん、「喉の腫れ」も
尋常じゃなくなってきました。

ついには声もでなくなり、
口も開かなくなり、
通っていた病院にいったのです。

すると、そのおじいちゃん先生が、
また血液検査をして、言いました。


「白血球の数が、高くなってるね。

 とりあえず、喉痛むようだから、
 抗生物質と痛み止めもね、

 追加で出しておきますから。

 様子を見ましょうね」

そう、私に告げたのでした。


■その日の夜のこと。

突然、喉の激痛に襲われ、
痛み止めも聞かず、
悶絶するようにのたうち回りました。

じっとしておくのも辛くなり、
友人にタクシーで連れられ、
大学病院の緊急外来に診察にいくことに
なったのでした。

そこには夜勤らしい、
研修医らしき方、当直の方が何人かいて、
その方に診察を受けることになりました。

すると、その先生は、
見るなり一言で言いました。


「これは完全に、”扁桃周囲膿瘍”になっているよね。

 完全に膿が喉にたまって、
 口も開かなくなってしまったんだよ。

 よくここまで我慢していたね。」
と。

結局、私はその直後、
喉を切ったりする手術をすることになり、
そしてそのまま、入院生活を余儀なくされたのでした。


■昨日「7つの習慣」勉強会にて、
”第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される”の

『処方する前に診断する』

を皆で学びながら、
改めて思い返したのです。

そして思いました。


「あのおじいちゃん先生は、
 自分の経験から、

 『思い込みで処方をしていた』

 のだろうな・・・」
と。

まあ、内科領域だから仕方がない、
といえばそうですが、蓋を開けて見れば、
その先生の『思い込みで処方』されていたことは
間違いありませんでした。


■そして、こう言った話は、
何も私の”喉の痛み”の話だけでなく、

あらゆる出来事、人間関係において、
同じことが言えるように思ったのです。

自分の経験や情報に
自信があるがゆえに、


「この症状に違いない」
(=俺が見てきた患者は皆そうだった)

「これが役に立つんだから」
(=私も役に立ったからあなたも役に立つはず)

みたいな、

【決めつけ処方】

なるものを、
ついやってしまうこと、
時にないだろうか、

と思うのです。


■しかし、誰もが目指したいのは、

「最終的に望む結果」

を得ること。

望む結果とは、

相談された相手の問題を
解決してあげたりするとか、
人間関係において、
よりよい状態を築けるとか、

そういうことだと思います。


だからこそ、

【決めつけで処方しない】

ということを常に頭に入れ、

そして、まずは心から耳を傾け、
自分の経験や情報がしゃべろうとすることに、
ぐっとこらえていくことが
大切なのだろうな、

そのように感じた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
【本日の名言】
人はその好むところをもって、
真実とするなり。

デモステネス

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