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シン・ゴジラから学んだ教訓 「楽観的憶測は禁物」

927号2016/08/28更新

(今日のお話 2317字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。

土曜日は早朝6時からテニス。

その後、平日に出来なかったお仕事を少し終わらせ、
夜は最近大ヒットとの噂の

「シン・ゴジラ」

を、これまた噂の
”4DX(シートが動いたりするシアター)”
にて見に行ってきました。

結論からすると、

「物凄く面白かった」

の一言。

ネタバレになるので、
詳細を触れることは控えさせていただきますが、

色々な日本の問題点、

それこそ、
外交問題、
政治の問題、
危機対策の問題、
かのとある事件を
風刺するかのごとく作品は、
アミューズメントという枠を超えて、
ドキュメンタリー映画のような、
そんな雰囲気すら感じました。

まだ見に行かれていない方で、
そういったテーマが気になる方は、
ぜひ見てみて下さい。

きっとハマると思います。



と、さて、
前置きが長くなってしまいましたが、

今日はその「シン・ゴジラ」の
ワンシーンから思った、
ある気付きをお伝えさせていただきたいと思います。

それは、

「安易な”楽観的憶測”は禁物」

というテーマ。

このお話を、

”ドラッカーの時間管理術”に絡めて、
(なんじゃそりゃ、ですが)

思うところを皆様に
ご共有させて頂きます。

それでは、どうぞ。
(注:ごく一部「シン・ゴジラ」のネタバレがあります。
   コアなストーリー部分ではありません)
■さて、「シン・ゴジラ」の映画。

そのタイトル通り、
当然ながら、ゴジラが
日本を襲ってきます。

ただ、昔のゴジラと大きく違うのが、

”ゴジラが襲ってきた → よし、倒せ!”

というシンプルな図式ではない、

というところ。


実際、もしゴジラのような「未確認生物」が
現実の日本社会に突然現れたら、
多分、こうなるだろうな、というイメージで

”ゴジラが襲ってきた → まずは対策を政府で考える”

という妙に生々しく、
現実的な描写で、ストーリーが進んでいくのです。

「なんだアレは?!」と
やんややんやしながら、

閣僚会議で、
後手後手の対応策を決めたり

政治家が、インターネットを見て、
後手後手に意見を交わし合ったり、

とにもかくにも
総理に決定を仰いだり、

そんなシーンが描かれていたのでした。


■そして、
その対策を決定に関するシーンで、
ある”偉そうだと思われる政治家”が、
こんな発言をするのです。

「あの未確認生物だっけ?
 体が重いから、陸には上がれないって話じゃないか。
 そんなに心配しなくても、大丈夫なんでしょ」
と、
楽観的な発言をし合うのです。

すると、その発言に対して、
若手の有望な政治家が、
返す刀でこのように言ったのでした。

「旧日本軍は、太平洋戦争時、

 ”こうあったらいい”

 という大本営の希望的観測により、

 致命的な失敗を被りました。

 『安易な楽観的憶測』は、くれぐれも禁物です。」
と。


■その後のエピソードは劇場にて、

ということですが、、

この劇中の若い有望な政治家が行った、


『安易な楽観的憶測は禁物』


という言葉が、
ずしりと私の胸に残りました。

というのも、
少し話が変わるのですが、
先月から受講している「ドラッカー塾」にて、
こんなお話を聞いたからなのです。


ドラッカーに精通されている、
国永氏は、ドラッカー塾にて、

”ダメなリーダーのやりがちなこと”

として、こんなことを紹介されました。


それは、


”成果の出ない人”は、
「タイムマネジメントが下手」であり、


『仕事にかかる時間を、
 安易に、楽観的に短く見積もってしまう』


傾向がある、と言うのです。


■この話を聞いた時、
ぎくり、という気持ちとともに、
はたと思ったのです。


ダメなリーダー。
ダメな政治家。
成果を挙げないビジネスパーソン。


それぞれの特徴とは
もしかすると


『現状を”楽観的”に見積もる傾向がある』


ということではないだろうか、

そのように思ったのです。


■「多分、ゴジラは上陸しないだろう。
 体重重いし、専門家もそう言っているし。」

という政治家。

「大丈夫、大丈夫。
 この企画書は30分もあれば出来るから」

と安請け合いをする営業企画。

「これくらい10分くらいで、
 チャチャッってできるっしょ。
 頼んだよ、◯◯君。」

と、突然、重要かどうかもわからない仕事を、
無茶振りをする上司。


いずれも、楽観的・希望的憶測で考え、
それ以外のリスクを考えようとしない、


そして結果的に、
何か突然のタスクの発生や
”想定外”のことが合った時に、
対応が出来なくなってしまう、


そういう意味では、
きっと同じなのではなのかもしれません。


■どんなことであれ、

もしそれが災害でなく、
ビジネスの話だとしても、
「想定外」ということはすべからく起こるもの。


とすると、
先述したシン・ゴジラのお話、
そしてドラッカーお話からも、


【『安易な楽観的憶測』をしない】


と自分に言い聞かせることは、
失敗を回避し、成果を上げ続けるために、
非常に重要なことではないかと思います。


人生には色々な可能性があり、
何が起こるにせよ、最終的に
その結末の責任をとるのは、自分です。


そういう意味では、
”楽観的観測”をしたいときでも、
グッとこらえて、

・”通常シナリオ”ではどんなことが考えられるか?
・”悲観シナリオ”ではどんなことが考えられるか?
・その他、考えられるリスクやチャンスは何か?

というように、
できるだけ多くのパターンで
幾通りものパターンを考え、
思考する癖をつけること。


このことが、
安定的した長期・継続的な成果を出すために
大切なことではないだろうか、

そのように思ったのです。

私自身、
つい楽観的に行き過ぎる傾向があるため、
強い自戒も込めて、そう聞かせようと思った、
「シン・ゴジラ」視聴の夜でした。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
【本日の名言】
人間は往々にして小鳥のような行動を取る。
小鳥は目の前の餌にだけに注意を奪われ、
鷹が頭上を飛んでいるのに気付かない。

マキャヴェッリ

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