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リーダーの「窓と鏡」

925号2016/08/26更新

(今日のお話 2058字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

生産性向上についてのディスカッション、
ならびに「7つの習慣 社内ファシリテーター制度」
にご興味をお持ちいただいたお客様へ、
サービスのご案内などでした。



さて、本日のお話です。

先日、受講いたしました、
「ドラッカー塾(第二回目)」にて、
色々と勉強をしてまいりました。

さすが、マネジメントの父と称されるドラッカー氏。

素晴らしく腹落ち感のあるお話を、
次から次へと聞かせて頂き、
納得、頷きの連続でした。
(国永先生、ありがとうございました!)

今日は、そんなドラッカー塾より


「リーダーの窓と鏡」


という例え話を通じて、

”良いリーダー(成果を上げるリーダー)と
悪いリーダーの(成果を上げられないリーダー)の違い”

について、学んだことを
皆様にご共有させて頂ければと思います。

それでは、どうぞ。
■ あらゆる組織、チームには、
実に様々なリーダーがいます。

尊敬され、メンバーを励まし、
結果を出し続けるリーダーもいれば、

逆に、自己中心的で、
メンバーのやる気を削ぐようなリーダーもいます。

同じ”リーダー”とか、
”マネージャー”といっても、
そのレベルは本当に幅が広いもの。

では、一般的に言う、

”「良いリーダー」と「悪いリーダー」の違い”

とは、どんな部分にあるのでしょうか。


このことについて、
先日、ドラッカー塾にて
ドラッカー氏に直接師事された国永氏は、
こんな例え話をされていました。


「良いリーダーと、悪いリーダーの違い。

 これを見極めるために、

 ”リーダーの『窓と鏡』”

 という興味深いお話があります。

 *

 まず、悪いリーダーは、

 ”上手く行かなかった時に「窓」を見る”

 のです。

 ビルから、窓を見下ろし、
 働いている社員のことを見て、こうつぶやきます。

 「部下がもうちょっと能力が高かったら」
 「もっとメンバーに恵まれていたら」
 と。

 そして、逆に、

 ”上手く行った時に「鏡」を見る”

 わけです。

 鏡を見て、こうつぶやきます。

 「やっぱり、俺は実力がある」
 「俺がやったから、この仕事は上手くいったのだ」
 と。

 つまり、

 『いいことは自分の力、
  悪いことは誰かのせい』

 というスタンスなのです。」


■ 確かに、こんなリーダーや
マネージャーの下にいたとしたら。


いくら本人が
上手く隠そうとしても、
その本質的な未成熟な人格や意図は、

その背中からメンバーに伝わり、

リーダー、あるいはマネージャーは、
知らぬ間に信頼を失い、

そしてチームとしても
士気が下がっていくことが
容易に想像できます。

当然、成果が上がるはずもなく、
坂道を転がり落ちるごとく、
負のスパイラルに巻き込まれ、
下向きの螺旋階段を降り続けることになる、

そして、リーダー本人は、
「窓」を見て、こうつぶやくのでしょう。


「もっとメンバーが
 主体的だったら、成果があがるのに、」
と。


■では、こんな

”悪いリーダー”(とあえて言いますが)

に対して、

”良いリーダー”とは、
どんな特徴があるのか。

一体、何が違うのでしょうか。

国永氏は、このように続けました。


「”悪いリーダー”と比べ、

 ”良いリーダー”は真逆のことをします


 良いリーダーは、

 ”上手く行かなかった時に「鏡」を見る”

 のです。

 自分の顔を見て、

 「まだまだ私の力不足だった」
 「上手く行かなかったのは、私の責任だ」

 と、上手く行かなかった原因は、
 ”自分”にある、と考えます。

 そして、

 ”上手く行った時には「窓」を見る”

 のです。

 ビルから、窓を見て、
 働いているメンバーのことを想い、
 こう言います。

 「成果が上がったのは、皆が頑張ったから」
 「自分ではなく、皆のおかげで上手く行ったのだ」
 と。

 そして、メンバーに花を持たせ、称え、褒め、
 彼らの可能性と力を、
 ますます引き出していくのです。」


■ いかがでしょうか。

私はこの話を聞いて、
「なるほどなあ」と思わず
唸ってしまいました。

古今東西、
いつの時代も言われる原則として、

「謙虚さ」
「誠実さ」

などが挙げられますが、
やはり、それらのことは「本質」であり、
リーダーシップの抗えない「ルール」なのだろう、

そのように感じてしまいました。


■ 誰もが、自尊心を感じたいし、
だから、”自分の価値”を、
時には声高に証明したくなることもあると思います。

でも、そういった
「小さな虚栄心」も、
はたから見てみるとすぐわかるもの。

そして同様に、
「人のせいにする姿勢」も、
はたから見ると、すぐ見抜かれてしまうもの。

だからこそ、

”上手く行って調子に乗りそうな時” こそ、

そして、

”上手く行かず、人のせいにしたくなる時”こそ、

一歩立ち止まり、自らを戒める。

そして、自らに、こう問いかけるのです。


【自分は、今、『窓と鏡』、どちらを見ているだろうか?】


と。

何か感情が揺さぶられた時こそ、
その人の本質が出ます。

だからこそ、自らを見つめ、

・人のせいにせず、他者を立てているか?
・人に原因を求めず、自分に原因を求めているか?

そんな「原則」に、
立ち戻る必要があるのだろう、

そのように思います。


■「7つの習慣」でも、

”インサイド・アウト” と言い、

「まず自分が変わること」こそが、
リーダーシップの本質である、

と言います。


肩書がリーダー、
マネージャーじゃなくとも、
同じように、全ての人にとって大切な、


”リーダーの『窓と鏡』”


ぜひ、自らの心に刻んでおきたい、

自戒の念と共に、
そのように思う次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。
【本日の名言】
相互信頼を本物にするために、
まず自分自身が他から「信頼される人」になろうと努めよ
信頼を相手に要求してはならない。

土光敏夫

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