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「どう扱われるか」、で花売りにもレディにもなる

915号2016/08/16更新

(今日のお話 2335文字/読了時間2分半)
■ おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

街はまだお盆休みなのか人が少なく、
ゆとりを感じつつ仕事ができました。

夜は、読書や英語学習など。



さて、本日のお話です。

最近、1950年代、
60年代の映画にハマっています。

特にオードリー・ヘップバーン主演の作品は、
本当に面白く、かつオードリーがとてつもなく
チャーミングで、食い入るように見ております(笑い)

今日は、週末にみた、

『マイ・フェア・レディ』

という、1968年公開の
オードリー主演の映画より、


「どう扱われるか、で人は変わる」


というテーマで、気付いたことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。
■ マイ・フェア・レディのあらすじ。


ロンドンの下町、
夜の巷で花を売っていた少女イライザ(オードリー)。

彼女は、酷いなまりで、
レディ(淑女)とは程遠い存在だった。

しかし、通りかかった、
ヘンリー・ヒギンズという教授に、

「半年あれば発音を直して、レディにして見せる」

と断言され、そして夜の下町の、
半ば浮浪者のような生活から一転、

スパルタの如き、
発音矯正の特訓が始まり、
またレディとしての振る舞いを身に着けていく、

そんなストーリーの映画。


■ 非常に素晴らしい映画なので、
詳しい内容は是非見ていただきたいのですが、

後半、オードリー演じるイライザは、
見事に”レディ”へと変化を遂げていきます。

王様にも、
「なんと美しい」
と言われるほどになるイライザ。

しかしながら、ある夜、
イライザは教授に対して、ある不満をぶつけます。

それは、教授が彼女に対して、
いつまでたっても、

「下品な花売りの分際で!」
「メモしとけ!」
「オレが育ててやったのに!」

みたいに、高飛車かつ、
雑な対応をすることに我慢がならず、
つい放った言葉です。

それは、こんなセリフした。


『レディと花売りの違いは、

 ”どう振る舞うかではなく、どう扱われるか”です。

 私は(教授ではなく)大佐に、
 紳士淑女とは何かを学びました。』


ちなみに「大佐」というのは、
教授と共にイライザを教えた、
物腰柔らかい紳士。

小汚い花売りのときから、
イライザに対して、丁寧に接していました。

彼女は、そんな彼の、
イライザに対しての態度から、

「私は紳士淑女たるものは何かを学んだ」

と言ったのです。

そして、そんな中、
教授に対してぶつけた不満が、


「レディと花売りの違いは、
 ”どう振る舞うかでなく、どう扱われるか”です」

(= あなたが「花売り」としか扱わないから、
   私は、あなたの前では雑な小娘です、みたいな意)

という言葉でした。


■ そして、マイ・フェア・レディの
この一連のシーンを見て、ふと思ったのです。

「人を育てる原則」とは、
まさしく、イライザが言った、


『どう振る舞うかではなく、どう扱われるか』


という言葉に、
まさしく表されているのだろうな、と。


■ 少し脇道に逸れますが、
この『どう振る舞うかではなく、どう扱われるか』が
与える影響について、ある心理学の実験があります。


皆様もご存じの方が多いかもしれませんが、

「ピグマリオン効果」

という実験です。


それは、こんな内容と実験でした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ピグマリオン効果」とは

1964年に米国の教育心理学者
ロバート・ローゼンタールによって提唱された、
「期待と成果に関する効果」のこと。



ローゼンタールは学校における実験を通して、

『人間は期待された通りの成果を出す傾向がある』

ことを主張しました。

この学校における実験は、サンフランシスコの小学校で行われました。

担任の教師に対して、

「学期の最初に特別なテストを実施して、
 今後成績が伸びる可能性が高い生徒が誰なのか」
(=誰が高いIQを持っているのか)

を教えました。

でも、実際のところ、それは嘘。

これらの生徒は実力に関わらず無作為に選ばれただけの生徒。
つまり、伸びる可能性も、IQも変わらなかったのです。


それにも関わらず、
8ヶ月後に再びテストを実施すると、


”「有望だとされた生徒」は、
 他の生徒よりも実際に成績が伸びていた”


という結果になったのです。


つまり、先生は、「成績が伸びる可能性がある生徒」という、
”刷り込み”がされており、そのように接したところ、
成績が伸びた、というお話。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■ つまり、ピグマリオン効果によると、

「人は期待されるようになる」

ということが言えるのです。


すなわち、言い換えるのであれば、
イライザが言ったように、


【”どう振る舞うかでなく、どう扱われるか”によって、
 その人はどうにでも変わる】


ということ。


■ そして、このことは、
仕事やプライベートにおいて、
大切な気付きを与えてくれるように思います。


皆様の回りにいる、

妻/夫、に対して、
子供に対して、
はたまた、部下に対して。

自分はどう接しているだろうか、ということ。


例えば、


「お前は出来ないヤツだからな。
 頑張っても、無理なんだよ。」


なんて、接し続けたとすると、
それは可能性の芽を積むことになるでしょう。
当然、能力を開花する確率が低くなります。
(まあ、皆様はそんなことはないと思いますが)


しかし逆に、


「キミは本当に素晴らしい。
 可能性にあふれている。
 絶対できる、そう信じているよ!」


なんて鼓舞すれば、
可能性の芽を、伸ばし、成長させ、
何かを成し遂げる可能性も、
俄然、高まるのでしょう。


■ 人は、期待に応えたい生き物。

期待されれば、頑張ります。
信じてもらえれば、頑張ろうと思えます。

マイ・フェア・レディでも語られたように、
”どう扱われるか”で、人は変わります。

「どう扱われるか、で花売りにレディにもなる」のです。


だからこそ、誰かに接する時、
「人を育てよう」と思う際は、


”否定をする” でなく、
”可能性を信じる”こと。

そしてそれを伝えるべく、
その気持を表現していくこと。


こんなことが、
仕事でもプライベートでも、
人の可能性を伸ばし、成長させる上で、
大切なことなのであろう、

そのように思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
【本日の名言】
私は社員をほめて、ほめて、ほめ抜く。
そうすることによって、ほめられた人は
レベルの高い自分にチャレンジするのです。

リチャード・ブランソン

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