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身に病ありしといえど、心まで病ますまい

866号2016/06/28更新

(今日のお話 2605字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、3年前から
研修のご導入をいただいている保険業界の企業様にて、
女性の中堅社員の方々を対象とした、
「ビジョナリー・ウーマン」の実施でした。

また、その後は、
再来週に実施予定の営業研修
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」の
講師を含めた事前打ち合わせ。

午後からは、社内ファシリテーターの方の
ファシリテートスキルを上げる「リフレッシュコース」、
そして懇親会と、目まぐるしい1日でございました。



”忙しい”とは
「心を亡くす」と書きますが、
こういう時だからこそ、”気持ちのコントロール”が重要だと感じます。

今日は、私の尊敬する日本の哲人、
”中村天風氏”の講話を引用させていただき、


「心を前向きに保つ方法」


をテーマに、思うところを
皆様にお伝えさせていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。
■私事ですが、しばしば、
日々の活動をメルマガでお送りしていると、


「毎日忙しそうですね。疲れませんか?」


とご意見を頂くことがあります。

実際のところ、時に疲れます。

人ですから、当然です(汗)

そして実際、昨日から風邪を引いて、
喉を痛めてしまいました。
(とほほ)

とはいうものの、

「風邪ひいた。」とか
「疲れた。」と

ネガティブな事実に気持ちを集中過ぎると、
ますます辛い気がするのです。

だから、

”気持ちだけでも前向きにいよう”

と心がけるようにしております。


■ちなみに、
”気持ちだけでも前向きに”
とある時から、思い至ったのには、
実は理由があります。

それが、先述いたしました、
「中村天風氏」が語った、
とあるお話を読んだことでした。


中村天風氏は、
1910年頃、医学もまだまだ発達をしていない時代の
第一次世界大戦前に、
死病といわれる結核を患いました。

そして、海外へ密航をし、
アメリカ、ヨーロッパ、インド、
世界中の偉い医師、学者を訪ね、

「どうしたら、自分の病は治るのか?」

と藁をも掴む思いで、訪ね歩きました。

しかし、誰もその答えを出せる人はいない。

どんなに偉い医者も、
病を治す、明確な答えは持っていなかった。

落胆し、死を覚悟した天風氏。

「せめて死ぬなら母国の地に死のう」

そう思い、ヨーロッパから日本への帰路につきます。

その途中で、偶然、
インドにて、後に天風氏の人生を変える、
ヨガの哲人「カリアッパ師」なる人物に出会います。

そして彼はそこで悟るべく(病を治すべく)、
山奥で修行をするのですが、
その時の「カリアッパ氏」と「天風氏」の
『言葉の扱い方』に対するやりとりが、興味深いのです。

それは、こんなお話でした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

カリアッパ導師(以下「カ」)

「毎朝、朝の挨拶のあと、

 俺はお前に、”きょうはどうだい(How do you do?)”と聞くと、

 必ずお前は、”I'm not quite well.(あまり良くありません)”というな。

 それを言うとき、楽しいかい?」


天風氏(30歳位時/以下「天」)

「いや、楽しくはありませんけども、

 真実こういう病をもっていますから、

 朝目が覚めましても快い気持ちでは目がさめません。

 やっぱりなんとなく、こう、熱があるように、

 体の全体が何となくけだるくて、頭は思いし、

 つまり快適な気分を感じません」


カ「そういうことを言って気持ちいいかい?」


天「気持ちよくありませんけども、真実そうでありますから」


カ「そうかね。お前はアメリカやヨーロッパで学問してきた人間だと聞いていたが、

  そういう方面に対する知識は全然ゼロだな」


天「という意味は、どういう意味ですか?」


カ「お前は自分のつかっている言葉に、

  自分の気持ちが損なわれたり、あるいは非常に鼓舞奨励されたりするという

  直接的な事実を少しも考えていないな。

  我々は、造物主によって便利な言葉というものを

  人間だけに与えられているが、その言葉が、

  積極的に表現された時と、消極的に表現された時には、

  直接に実在意識の受ける影響というのは非常に大きいのだ。

  今も私がお前に言ったとおり、今日は不愉快ですとか、

  頭が痛いとか、熱がありますとか、

  どうも気持ちがよくありませんかいう

  言葉口から出している時に、非常な愉快を感じないだろう。

  今日も嬉しいです、楽しいです、ありがたいですという言葉を言った時は、

  非常ななんとも言えない快さを感じるだろう。

  (中略)

  痛いときに痛いというのが悪いんじゃないんだ。

  それから後に、痛いとかかゆいとかいいながら、

  これがもとで死にゃしないとか、もっと悪くなるんじゃないかしらんというふうに、

  現実よりもさらに上を越した神経を使いやしないか。

  それがいけないんだ。」

『成功の実現』(中村天風 述)より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■言葉にはエネルギーがある、と言われます。

確かに、病だと体はしんどい。

でも、

「ああ、キツい」
「もう死にそう」
「誰か、助けて」

なんて言っていると、
ますます気持ちが沈んで行く気がします。

だったら、
風邪である事実は事実、
そうだとしても、

カリアッパ導師がいうように、

「その後に余計なネガティブな言葉を付け足さない」
「言葉だけでも前向きにする」

という姿勢を保つほうが、
無闇に負の感情に引っ張られることなく、
心も体も健全に、強く、
幸せにいられるのではないか、

そのように思います。


■かの有名なアントニオ猪木氏は、
友人が病気で手術をして塞ぎこんでいる時に、
病室にて、こういったそうです。

「元気ですかーーーー!!!!?」

もちろん、手術をして、
虫の息の友人が
元気なはずは、ない。

それでも「元気出せよ!」
と気合充分に言われると、
その”言葉の力”に影響を受け、
鼓舞症例されるのではないか。

このエピソードでは、猪木氏は、
そのように元気づける意味を込めて、
「元気ですかーー!」を叫んだそうです。


■言葉は大切です。

よく言われるように、
全ては心の持ちよう、気の持ちよう。

そしてそこには、カリアッパ導師が言うように、
「言葉」が大きく影響を与えています。

そして、西洋で書かれた
「7つの習慣」でも”第1の習慣 主体的である”においても、

『主体的な言葉を使う』
(=いかなる場合においても、プラスの表現をする)

ということが、
自分自身の人生をコントロールする上で、
不可欠なことである、といっています。


というわけで、
「心」や「気持ち」を、
常に前向きに、元気でいられるよう、
使う言葉を大切にしつつ
自分自身の心の筋トレをしていきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。
【本日の名言】
たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。
たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。

中村天風

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