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「ソコじゃない!」ところを突いても、逆効果

785号2016/04/08更新

(今日のお話 2231字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、朝から絵某大手販売会社様において、
新入社員研修「ディスかバリー」の実施。

また午後からは、愛知にて、
こちらも某大手サービス業の会社の
幹部職の方を対象に
「7つの習慣 1日研修」の実施立会いでした。

朝一で千葉、その後、午後から愛知、
そして夜、東京に戻るという、
移動だらけの一日でしたが、

受講された皆様が
意欲的に取り組まれていらっしゃったことに、
感銘を受けておりました。

自分から動く。
ゴールを描いてから始める。
仕事の意義を見出す。
何が最も大事か考えて、時間を使う。

物凄く当たり前のことかもしれませんが、
研修をするたびに、そんな

「当たり前のこと」

だからこそ、できていない、
日々じっくり考えることができない、

当たり前ができていないから、
本来なら出せるはずの期待成果も、
生み出しきれない、

そんな状況に陥っているということを
身につまされます。

だからこそ、時間を作り、

『立ち止まって、本質を考える機会を作ること』

このこと自体に価値があるのだと、
強く思います。



さて、
前置きが長くなってしまいましたが、
本日のお話です。

私の友人で、コスメ業界で働き、
店長として素晴らしい成果を出した後、
店長トレーニングを担当していた、
大変優秀な女性がいます。

そんな彼女が、
”コミュニケーションの難しさ”
について、面白い話を聞かせてくれました。

今日は、

「”ソコじゃない!”ところを突いても逆効果」

というテーマについて、
コミュニケーションに関する気付きを
ご共有させていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。
■誰もが知る、
有名なコスメの店舗での話。

そのお店は、売上げが伸び悩んでいました。

当然、お店の雰囲気も、
あまりよろしくなかったそうです。

ですが、その店長は一生懸命です。

お店のスタッフを鼓舞し、
意識を高めようとして、
積極的に「褒める」ということを心がけていたそう。

しかし、ある日、
スタッフ(山本さん/仮名)と店長の間に、
こんなことが起こりました。


店長「山本さん、すごいよね!
   いつもイイよね。この調子で頑張って!」

山本さん「・・・・」


モチベーションを高めようと褒めたはずなのに、
期待されるリアクションがない。

それどころか、この後、
なぜか山本さんは泣いて帰ってしまったそうです。

一体なぜ?

モチベーションを高めてもらおうと、
「褒めた」はずなのに、なぜなのか?

そんな疑問が店長の頭を駆け巡ります。


■後日、その理由がわかりました。

それは、

『山本さんは、実は叱ってほしかった』

ということだったそうなのです。

店長は、モチベーションを高めようと、
「褒める」ことがいいと思っていた。

しかし、山本さんはその時、
非常に悩んでいたのです。


「仕事が全然思うようにいかない。」
「もっと成長したい。でもどうしたらいいかわからない。」
「店長に相談しても、いつも道筋を示してくれない。」
「これからどうしたらいいのだろう。」


そんな悩み、苦悶が渦巻き、
悶々としていた、そんな心境だった。

だから、店長からは、
そんな「出来てない」と自分で感じている状況を
”褒める”のではなく、

「もっと頑張って、こうなってほしい」
「あなたはまだ、こんなところが足りない」
「こんなことが出来るようになったら、もっと素晴らしい」

そんなヒントが欲しかった。

欲しかったのは、
「賞賛」ではなかったのです。


そんな中、

店長「山本さん、すごいよね!
   いつもイイよね。この調子で頑張って!」

なんて言われたら。

当然ながら、

山本さんは「店長、何もわかってない!!」

と、「褒め」に喜ぶどころか、
”自分のことを理解されていない”という、
虚しさ、悲しさ、不信に陥ってしまうのでしょう。

そして、耐え切れず、帰ってしまった、

ということだったそうです。


■もちろん、
山本さんにも非はあるでしょう。

さすがに帰るのは、というのも
あるでしょうが、一旦置いておくとします。

ですが、ここで注目したいのは、

店長が、


『良かれと思ってやったことが、逆効果になった』


という、この事実なのです。

そして、ぜひ考えてみたいのです。

「同じようなこと、私達もついやってしまいがちではないだろうか?」
と。

妻の悩みを聞いている旦那。
色々と聞くうちに、耐えかねて
「じゃあ、こうしたらいいんじゃない?」
と良かれと思ってアドバイスしたら、

「そんなことを言ってほしいんじゃないのよ!!」

と逆ギレされたり、
(ありがちですね)

はたまた、お父さんが
「ドラえもん面白いらしいよ!」といって、
幼稚園の子供を映画に連れて行ったら、

「全然面白くなかった」

と、プリキュアのほうがいいと
不機嫌になってしまったり。

いずれも、
「良かれと」思ってしたはずなのに、
全くの逆効果だった、

そんな経験、一つや二つあるのではないか、

そのように思うのです。

(私も、ものすごーくたくさんあります汗)


■「7つの習慣」において、

”人間関係における原則”として、

こんなことをお伝えしています。

『相手のことを「理解したつもり」になること。
 これが信頼を失う一番の要因である。』
と。

すなわち、信頼が築かれた
相手との良好な関係を作るためには、

『とにもかくにも、まず相手を理解すること』

である、というわけです。

(第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解される より)


相手のツボじゃない、
全くピンポイントのところを押しても、
それは善意の押し売りでしかありません。

ポイントを外れたところを突いても、
気持ちいいどころか、痛い、または不快なだけ。

すなわち、


【「ソコじゃない!」ところを突いても、逆効果】


ということです。

相手のツボを知ること。

そのために、まず相手を理解すること。

それから突いてこそ、
効果があります。

闇雲に褒めればいいものではなく、
相手を見て、理解して、時に叱る。

そんな、優秀な店長のような立ち回りを、
日頃から心がけたいものですね。

自戒を込めて。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
【本日の名言】
コミュニケーションを成立させるものは、
受け手である。

ピーター・ドラッカー

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