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「啐啄同時(そったくどうじ)」で、育ち、育てる

735号2016/02/18更新

(今日のお話 1602文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、人事関連のエグゼクティブの方々が集まる、
タレントマネジメントフォーラムに参加。

70名近くの方と円卓を囲みながら、
人事制度や教育について学んでまいりました。

普段、人事の方と横並びで学ぶ、
という機会はありそうでなかったため、
ディスカッション内容もとても新鮮でした。

改めて、仕事として
こういった機会に参加できたことに感謝です。



さて、本日のお話です。

昨日は「人材フォーラム」とのことで、
”人”をテーマにした話がありました。

その中の大きなテーマの一つが、

「自立」

をキーワードとして挙げられていました。
(やはり多くの企業様が悩まれているようですね)

・成長の機会を与えること、
・上司のサポート・支援があること、

そういった周りからの働きかけも大事。
と、同時に、

・本人のやる気
・本人のモチベーション

も、同然必要である。

じゃあ、この2つの要素は、
どんな風に関わり、人は成長するのだろうか、

本日は、この人が成長する、
こんな2つの要素について2つの要素そんなことについて、
思うところをお伝えしたいと思います。
■大きな転機というのは、
誰の人生でも1度や2度、
そのキャリアの中で起るのだと思います。

それは、もしかすると、
蛹(さなぎ)が蝶になるかのごとく、
劇的な変化かもしれません。

そんな素晴らしき”変化”を
促進させる力とはどんなものなのでしょうか。

人が成長すること。

これを考える時に、
私が、毎回イメージする言葉があるのです。

それは、

『啐啄同時(そつたくどうじ)』

という言葉。

これは、

「鳥が卵から孵化をしようとするとき、
 親鳥が外から殻をつついて、助けてあげる行為」

の事を指します。


■雛鳥が、卵の中で育ち、
自分で殻を破り、何とか出ようとする。

中からコツコツ、殻を叩く音がする。
でも、力が足りず、あと一歩出られない。

そんな時を見て、
タイミングよく、親鳥がヒビが入った殻をつつき、
雛鳥が自ら生まれてこようとすることを、
助けてあげるのです。

この行為を『啄(たく)』と、呼ぶそうです。

この時に、大変重要なポイントが、

1、雛鳥が”まず生まれよう”として [=啐(そつ)]

2、それが難しいことを見計らって、親鳥が”サポートしてあげる” [=啄(たく)]

この「順番」なのです。

諸説ありますが、

この時に親鳥が
「早く生まれてこいよ!」と、
急かして卵を破ってしまったら、
雛鳥は生き抜く力を失うそうです。


■そして、この話を聞いて、
思ったのです。

”このことは、「人材育成」においても
 同じことが言えるのではないだろうか”

と。

組織において、部下・後輩に
「早く成長してほしい!」と
強く願う上司・先輩がいる。

これは当然のことでしょう。

だからといって、
「手取り足取り、教えてあげるよ」と、

まるで、殻を自分から破ろうとしてもいないのに、
外側からこじ開けるような行為をしたら、
それこそ本末転倒。

自分で生きぬく力を失い、
サポートを待ってしまう、そんな人材になりかねません。

すなわち、人を育てよう、
そう思うのであれば、

1、まず本人が内側から破ろうとする意志を育てること
  (自立すること)

2、その上で、周りからサポートをすること

この「順番」がポイントになるのではないだろうか、

そのように思うのです。


■「7つの習慣」では、
成果をあげ、貢献できるような
そんな効果性が高い存在になるためには、

”インサイド・アウト”

このスタンスが重要である、

と言います。

それは「自分から変わる」ということです。

だからこそ、人を育てようとする上で、
敢えてできることがあるとすれば、

”「あなたはどうなりたいのか啐(孵化したいのか)」”

と問いかける機会を作ること、

こういったことが、
サポートしようと以前に大事なのではないか、

そう思うわけです。

人を育てる側も、
自ら育とうとする側も、

”「啐啄同時(そつたくどうじ)」を大切に”

こんなスタンスで取り組めたら、
阿吽の呼吸で、より早く、
素晴らしい成長が見込めるかもしれませんね。

人材フォーラムで、
「自立」について想いを馳せながら
そんなことを考えた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
【本日の名言】
本当のリーダーとは、
部下の潜在能力を最大限に
開花させることのできる人物である。

マックス・ドゥプリー

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