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逆境を求める

711号2016/01/25更新

(今日のお話 1950文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

日曜日は、第二領域活動の日でした。

5月に100キロウルトラマラソンに申込をしたので、
制限時間の14時間動き続ける体力をつけるベく3時間テニス。
(といいながら、走るのはあまり好きではないので、
 テニスとトレーニングを兼ねられるよう模索中です)

また、午後からは妻と共に保険の見直しなど。
■さて、本日のお話です。

先日、月に1度参加している、
ダイヤモンド経営塾にて『獺祭』で有名な
日本酒メーカーの朝日酒造の桜井社長のお話を聞く機会がありました。

今でこそ飛ぶ鳥を落とす気負いで、
日本酒好きで知らぬ人はいない『獺祭』ですが、
その成長の背後には、たくさんの「逆境」があったそう。

今日はそんな桜井社長のお話から、

「成長のために必要な要素」

について思うところを
共有させて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。


■日本酒業界は、
この40年間に売り上げが1/3になった、
非常に厳しい業界だそうです。

そして例に漏れず、朝日酒造も10年前、
非常に苦境に立たされていました。

旭酒造の桜井社長が、
父から会社を引き継いだ時も、
決して楽な状況ではなかったとのこと。

そもそも山口の日本酒と言っても
イメージもなければ、生命線である
良いお米で有名なわけでもない。

だから、山口の酒は評価が低かったのです。


■そんな中、何とか良い酒を造ろうと、
桜井社長はもがきます。

社長自ら山口の農協へ通い、
「いいお米を提供してください」とお願いをするものの、
3年連続理由もなく断られてしまいます。

良いお米が手に入らないという事は、
起死回生のチャンスも失うという事。

第一の「逆境」です。

やむなく、他の方法を考え、
”農家に直接頼みに行く(=直接販売)”という方法をとるべく、
他の県に頼みにいくわけです。

すると、これがよかった。

結果的に山田錦という非常に高品質の米を、
安定的に手に入れられるようになりました。


■ところが、朝日酒造が酒造りを任せていた
”杜氏(とうじ=酒の職人)”が
FA宣言、すなわち「会社を抜ける」と言い出したわけです。

酒蔵では酒造りは杜氏に任せる、
というのが業界の一般常識。

酒蔵といっても、
杜氏が酒造りのノウハウを持っており、
杜氏がいなければ酒は造れないのです。

桜井社長は、再び
新たな「逆境」に立たされます。

しかし、このことを通じて
「杜氏に頼らず、自らで酒を造れるようになればよい」
と、酒造りを一から社員で勉強し、作り始めます。

当然、失敗の連続です。

米を洗う前の温度、洗った後の水分量、
湿度はどれくらいが最適か、

何もわからないわけですから、
手探りで方法を探すのです。

そして、これがまたよかったのです。

自分達で酒を造る過程で工夫が生まれ、
それがゆえに新しいものが生まれた。

「技術がないなら、もっと”米を磨く”ことで補えばよい」。

そう発想を変え、
現在の『獺祭』の有名商品でもある、
77%も白米を磨いた、

『獺祭 磨き2割3分』

が、誕生することになりました。


■桜井社長は言います。

「”逆境”があったからこそ、獺祭はここまでこれた。

 順風満帆にいっていたら、
 山口の評価が低いお酒が、
 10年間で16倍もの売り上げは達成できなかっただろう。」
と。

そして桜井社長は、更に自分たちを成長させるべく、

「売り上げの1割を海外にする」

という次の目標を掲げます。

日本国内でも十分やっていけるレベルに行ったけれど、
ここでまた「自ら逆境を創り出す」ことで成長し続ける、

という選択をしました。


■このお話は、私達個人個人にも
通ずるところがあるように思います。

「あの大変な時期があったから、成長ができた」
「あの時の苦労が今に活きている」

そう感じている方も、
いらっしゃるのではないかと思います。

『人生万事、塞翁が馬(さいおうがうま)』
(=結局、過ぎてみないと何が良いかわからない、という意)

という中国の言葉がありますが、
一見ネガティブに考えられがちな「逆境」があるがゆえに、
成長があり、より高みを目指すことができる、

桜井社長のお話から、
そんな学びが得られそうです。

『逆境経営』(著:桜井博志)


■きっと、今の自分にできないことや
ちょっと抵抗感があるけど挑戦したいことなど、
心の中にお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

それに取り組み、立ち向かう事は、
順風満帆な穏やかな海岸から、
荒波がうねる大海原へ、航海へ漕ぎ出すがごときことでしょう。

しかし、それを経たときに、
自らのステージが一つ上がったと感じ、
より大きな自信や充実感を得られる、

そのようにも感じます。

逆境を自ら求める。

そんな心構えを持ち、
自らを向上させる挑戦のエネルギーにしたいものだな、

そんなことを感じた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
【本日の名言】
死ぬ前に、やれることをやってみよう。
目の前の常識を疑い、新しい挑戦をしてみよう。

桜井博志

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