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日本最強「女流プロ囲碁棋士」から学んだ、真のプロフェッショナリズム(前編)

1011号2016/11/20更新

(本日のお話/2441文字 読了時間2分半)
■こんばんは。紀藤です。

昨日土曜日は、
囲碁が趣味の妻の誘いで、

”~IGO Barで碁ミュニケーション~”

というイベントに参加してまいりました。

有楽町のオシャレなBARで、
世代年代、そして海外の方も含めた、
国の壁も越えた多種多様な人々が、

オシャレなカクテルと、
そして碁盤を手に、囲碁を打ちながら語らい合う、

そんなパーティー(?)です。



ちなみに、
私は囲碁のことがさほど詳しくなく、
誘われるまま来てみた次第。


その場に、

「謝さんという、プロの女流棋士(若くて綺麗な人)がゲストでいる」

と聞いていたので、
声をかけさせていただき、妻と共に、

「棋士ってどんな仕事なんですか?」
「仕事で大事にしていることって、あるんですか?」
「何をきっかけでプロを目指したんですか?」

など、興味津々で
素人くさい質問を投げたりしておりました。


今日は、そのプロ棋士の謝さんの
「仕事観・人生観」が素晴らしく勉強になるものでしたので、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。


長くなりますので、
2回に分けてお伝えさせていただきます。


テーマは、

「日本最強「女流プロ囲碁棋士」から学んだ、真のプロフェッショナリズム(前編)」。

それでは、どうぞ。
■「囲碁」というと、
馴染みがある方は、
あまり多くないかもしれません。

しかし、最近では、
Google社が開発した”Alpha碁”と言われるAIが、
韓国のプロ棋士を破ったり、

また、囲碁王座戦で、井山裕太氏が
囲碁界に存在する七冠を全て獲得したりするなど、
センセーショナルなニュースも聞くようになりました。


ちなみに、
人材育成の業界で有名な、
グロービス経営大学院・学長の堀義人氏も、

「囲碁で、ビジネスの思考力が身に付く!」

として「グロービス杯」という囲碁杯もやっているほど。


少しずつ
「囲碁ブーム」がやってきている、
そんな気がしています。


■さて、そんな中、
私が先日、IGOバーでお話をした、
プロ棋士の謝さん。


よくよく知っていくと、
実は、大変な人物なのでした。

ネットで調べてみると、
”謝さん”について、
こんなことが書かれています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ウィキペディアより)

「謝依旻(シェイミン)」

謝 依旻は台湾出身の囲碁女流棋士。
名誉女流本因坊・名誉女流名人の称号を保持。
2010年棋道賞優秀棋士賞。女流賞を7度受賞。

2016年7月現在、女流本因坊・女流名人・女流棋聖・
会津中央病院杯・扇興杯女流最強位の”女流タイトル全5冠を保持”している。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『女流タイトル全5冠を保持している』(!)(2016年7月時点)

男性は井山棋士。
女性は謝棋士。

そんな風に言われるほど、
名実ともに、間違いなく
「史上最強の女流棋士」だったのです。

その実力は、かの有名な、
テレビ番組『情熱大陸』で特集されたこともあるほど。

※「情熱大陸」(最強女流棋士・謝依旻。強すぎて、だけど泣き虫な天才棋士の孤独な戦いに密着)


まあ、大変なスゴイ人に、
馴れ馴れしくも話をしていたのでした。

そんな謝さんに、
今日に至るまでの話を聞かせてもらったのですが、
その話が、非常にインパクトがありました。

まさに、

「プロとは、こういうことを言うのだな」

と、その生き様を教えてもらった、
そんな内容だったのです。


■ちなみに、謝さんとの会話は、こんな内容でした。


紀藤
「ちなみに、謝さんは、
何がきっかけで、プロを目指されたんですか?」

謝さん
「5歳のとき、囲碁をやっていた兄が持っていた雑誌に
”女流本因坊”と書いてあるのを見たんです。
それを見て、直感的に「私、これをとる!」と言ったんです(笑)
なんか、カッコいいから、ただそれだけなんですが。

初めたときから、なぜだかわからないんだけど、
「世界一を目指す」と決めていたんです。」
と。

もう、この段階で、
ちょっと一般人とは違うスタートな感じがします。

が、何よりスゴいな、と思ったのが、
ここから。


「私、実は小学校までしか行っていないんです。

 囲碁に打ち込むために、田舎に引っ越して。

 田舎の小学校は22人しかいないから、
 授業が10時にいって12時に帰れるという(笑)

 だから囲碁に打ち込めました。

 その後は、12歳の時に、
 囲碁で進んでいる、日本に引っ越してきました。

 つまり、”退路を断った”んです。

 私の生まれは台湾で、しかも田舎だから、
 物価が全然違うんですよ。

 だから日本に来るのは家族としても一大決心で。

 私一人では未成年ではこれないから、
 父も母も 「私が世界一になる」と信じて、
 一緒に、退路を断ってくれました。

 まあ負けたら、恐ろしいほど、超、怒られましたが(苦笑)」
とのこと。


■真似が出来る、出来ないは置いておいて、
謝さんのこの話を聞いて思ったのが、

”真のプロフェッショナル”とは、
何よりも、

『覚悟が違う』


この事実を、
まざまざと思わされたのでした。


確かに、謝さんには、
才能はあったのでしょう。

だから14歳でプロになれた。

でも、将来は保証されているわけでもないし、
生まれは台湾の片田舎(失礼)だったのです。

でも,その中で、

”自らの信じるもののために、自らの退路を断つ”

ということを行ってきたのです。
(しかも家族ぐるみで)

そのことが、
とてつもない選択である、
そのように思ったのです。


■人というのは、悲しきかな、

”言い訳の天才” です。


一旦、「覚悟した」などといって、
決めたはずのことでも、

「今日は体調が良くないから、また明日」

「明日から。うん、明日から禁煙始めよう」

「今日はハードな1日だったから、明日に回そう」

みたいに、

”やらない理由”
”出来ない理由”、

を挙げていく。

そして結果、上手く行かなかったら、

「まあ、仕方ないよね」
「まあ、次もチャンスがあるし」

と自分の中で、
小さな罪悪感を覚えながら、これまた言い聞かせる。

こんなこと、あるのではないでしょうか。
(きっと私だけではないはず)


■しかし、そんな「覚悟」、
その程度の「覚悟」で出せる結果は、
きっと限られていると思うのです。


人は何かを賭すから、
何かを得ることができる。

これは昔から言われる、原則のようなものです。

本当にそう思うのであれば、
何かを成し遂げたいと思うのであれば、


敢えて、「退路を断つ」ということ。


その行為を地で行う、謝さんの話から、

『覚悟とは何か?』

という、「真のプロフェッショナリズム」
を感じた次第です。


他にもたくさんお伝えしたいことはあるのですが、

長くなりましたので
明日に続けたいと思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
【本日の名言】
生き残る確率が50%もあるなら、
僕は迷わずパラシュートで降りて、
写真を撮りに行く。

ロバート・キャパ”

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