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「七息思案」~覚悟を持ち、決断し、立ち止まらず、進むこと~

1302号2017/09/07更新

(本日のお話 2334文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。
並びに「7つの習慣」の公開コースにご見学に
お越しいただいた方へのご挨拶のため、
リーガロイヤルホテルへ。

並びに夜からは、昨年通っていた英語塾にて、
世界的な経済雑誌『The economist』の日本人の記者(大変珍しい)
のお話を聞く機会がありました。

米国→シンガポール→イギリスの学校を渡り歩き、東大に入学、
官公庁、米投資銀行などを経て、エコノミストの編集者として
現在、世界中の経済界・政界のエグゼクティブなどに
インタビュー等している方とのことで、グローバルに活躍する最前線の人として、
大変面白い時間でした。

仕事だけでなく、文化、教育など、
非常に多岐に渡るお話を伺い、お話の面白さもさることながら、

どんな分野でも、全力で動き、
今の自分の生を全うしている人からは
並々ならぬエネルギーを感じるな、

と思った1日でした。

いやあ、勉強になりました。
そして面白かったです。



さて、本日のお話です。

最近、昨年呼んだ『葉隠』について、
再度読み直しております。

『葉隠』は江戸中期に書かれた本です。
「武士の真髄」を表した本、と言われることもあります。


改めて読み返しつつ、なるほどな、と思いつつ
感じるところが、多々ございましたので、

今日は『葉隠』より、感じたところを
お伝えさせていただきたいと思います。


タイトルは、


【「七息思案」~覚悟を持ち、決断し、立ち止まらず、進むこと~】


それでは、どうぞ。
■武士の真髄、武士の心得の、
一つの表現として知られている『葉隠』。

聞いたことがある、
または読んだことがあるという方も、
きっといらっしゃるかと思います。

ちなみに、『葉隠』とはどんなものなのでしょうか?

このように書かれています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『葉隠』(はがくれ)は、

江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物。
肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、
それを同藩士田代陣基(つらもと)が筆録しまとめた。全11巻。
葉可久礼とも。『葉隠聞書』ともいう。

常に己の生死にかかわらず、正しい決断をせよと説いた。
後述の「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」の文言は有名である。

(中略)

葉隠の記述は、嫌な上司からの酒の誘いを丁寧に断る方法や、
部下の失敗を上手くフォローする方法、
人前であくびをしないようにする方法等、
現代でいうビジネスマナーの指南書や礼法マニュアルに近い記述が
ほとんどである。また衆道(男色)の行い方を説明した記述等、
一般に近代人の想像するところの『武士道』とはかけ離れた内容もある。

(wikipediaより一部引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。


■実際、読んでみると、
有名な「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」の一説以外にも、

・酒の席の心得
・外見の道徳
・子供の教育
・交際の誠実
・人の使い方


(『葉隠入門』(著:三島由紀夫)より)

などなど、実に実践的、
かつ今でも大事だとされている話がたくさん出てくることが
ある種印象的な本です。


その『葉隠』について説明した書籍の中で、
こんな一説がありました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

古人の言葉に
『七息思案』(しちそくしあん)という言葉がある。

隆信公は「よい思案も、長くかかっては腐ってしまう」と言われた。

鍋島直茂公は、

「何事につけても、手間がかかって遅いのは、
 十のうち、七つはよくないことだ。
 武士は何事も手っ取り早くするものだ。」

と言われたそうだ。

気持ちがふらふらしているときは、良い思案は出ない。
よどみなく、爽やかできりっとしまった気持ちのときは、
七つ呼吸をする間に良い思案がまとまるものである。

『現代語で読む「葉隠」』(著:奈良本辰也)より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■最近ビジネスで耳にする言葉で、

「巧遅より拙速を」(こうちよりせっそくを)

と聞く事があります。

環境の移り変わりが早い現代は、
完璧を目指すことより、まず決断し、
70%でいいからスピードよく、どんどん前に進むことが大事、

そんな文脈で使われる事が多いようです。


そして、ふと思うのです。

細部の意味は違えども、
根本的な部分では、

“「七息思案」も「巧遅より拙速を」も、
 同じようなことなのだろう“

” 昔も現代も、決断をすることの重要性は、
 環境云々関係なしに、重要な美徳なのだろう”

そんなことを思ったのです。


■決断の根本とは、

『普段から、どれくらい気を入れて生きているか』

にかかっているのではないか、
と感じます。


ああでもない、こうでもないと、
頭で考えるばかりで、手足が動かないということは、

「今でなくとも大丈夫」
「明日でもいいや」

という“気の緩み”がある。

当時の武士道では、
「明日はない」「常に死が隣り合わせ」という
世界の中で生まれてきたものがゆえに、

「今決めずに、いつ決める」
「今やらずに、いつやるか」

という、生の有限性を感じた上での、
「即決」が大切にされたのではないか、

と、私は考えています。


■今、“突然の死”というものは、
縁遠くなっている時代です。

私自身、死に直面した経験というものがなく、
正直、頭でしか理解ができていませんが(残念ながら)

しかし、世で活躍している人の、
結構な割合の人々が、

“「命の有限性」を感じ、一生懸命生きるようになった”

と語り、そして物事を成し遂げる人が
多くいるように、

日々の覚悟と、日々の決断は、
常にセットとしてあるのではなかろうか、

と感じるのです。


■よく言われる話ですが、
人生は”今の連続”でしかありません。

だからこそ、今、この時、
後悔がないように生ききりたいもの。


【「七息思案」~覚悟を持ち、決断し、立ち止まらず、進むこと~】


です。

十も二十も悩むより、
常に最後と思って、
前に突き進んでいきたいものだ、

そんなことを思った次第です。
【本日の名言】
するべきことを先に延ばすのは、
もっとも情けない自己防衛である。

シリル・ノースコート・パーキンソン”

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