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人の心を動かし、人を動かすものは、「イメージ型の言葉」である

1401号2017/12/15更新

(本日のお話 2320文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。


昨日は2件の新規の研修実施。
ならびにその合間に、
戦略実行プログラムのイベントへの参加。

そして夜はお客様の懇親会への参加でした。


最近、新しい研修を導入いただくことが増えており、
嬉しいかぎり。そして気合が入ります。



さて、早速ですが本日のお話です。


先日よりご紹介している私のお勧め本、

『ビジネススクールでは学べない最先端の経営学』(著:入山章栄)
http://amzn.asia/5rEp219

より、非常に納得する話がありました。


それは、

”リーダーとして人を動かす”際に必要な能力

とでも言えるものでした。

本日はその話について思うところ、学んだことを、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【人の心を動かし、人を動かすものは、「イメージ型の言葉」である】。


それでは、どうぞ。
■先日、私がお世話になっている恩師より
ある指摘をされたのでした。


私が幹事をしている場で、

「全体の流れをコントロールできていなかった」、

ことに対して、指摘された言葉です。


それが、


『目の前のことだけにとらわれてはいけない。

「場の気持ち」を、大事にせよ』


という話でした。


「場」は「場」。

それだけ見れば、
人が集まっている空間、
というだけです。


しかしながら、
”場全体が求めている空気”というは確かにあり、

そして、それを敢えて言葉で例えるならば、


『「場の気持ち」を読め』


と表現できるのでしょう。


「場の気持ち」の例としては、


・満員電車にて、大声で話す人がいる。
 静かにしてほしいと”場”が思っている

・緊張感があふれる研修の最初の段階で、
 リラックスしたいと”場”が思っている

・飲み会の席で、マンネリ化してきたから、
 そろそろ席替えしたいと”場”が思っている


というイメージでしょうか。


それらの、
「こういったことあるある!」
という状況が、


”「場の気持ち」”


という「比喩」によって、
イメージが膨らみ、わかりやすくなる、


そんなことを感じたのでした。


■そして、その

「メタファー(比喩)が人をいかに動かすか」

について、先述の
『ビジネススクールでは学べない最先端の経営学』
にて、このような興味深いことが書かれていました。



(以下、引用です)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<成功するリーダーに共通する「話法」とは>


人が自分の考え方を伝えるときには、
その中身だけではなく、言葉の選び方で効果が変わります、
いわゆるレトリック(修辞学)です。

(中略)

エンリッヒたちは、米国歴代大統領の演説を分析対象にしました。

ここで彼女たちが注目したのは、
演説の中に使われた二つの正反対のタイプの言葉の数です。

それは「イメージ型の言葉」と「コンセプト型の言葉」です。

「イメージ型の言葉」とは、そこからまさに「光景」や「映像」が思い浮かんだり、
あるいは臭い、音などのイメージまでも伝わったりするような言葉です。
「感性・五感に訴える言葉」といってもいいでしょう。

「コンセプト型の言葉」とは、人の論理的な解釈に訴える言葉です。
似たような意味を指す言葉にも、イメージ型とコンセプト型があり、
それぞれで印象はかなり違ってきます。


例えば、

「助ける」という言葉はコンセプト型ですが、
「手を貸す」はイメージ型です。

両者はほぼ同じ意味ですが、
後者は、まさに人が手を差し伸べているような光景が頭に浮かびやすいのではないでしょうか。

同様に、
「働く」はコンセプト型ですが、
「汗をかく」というと、それだけで人が汗水たらしている光景が目に浮かびます。

「~の元になるのは」はコンセプト型ですが、
それを「~の根っこにあるのは」と言えばイメージ型です。


(中略)


そして統計分析により、
イメージ型の言葉を使う比率が高い大統領ほど

「カリスマ性が高く」、そして

「後世の歴史家から『偉大な大統領』と評価されている」

という結果を得たのです。



引用:『ビジネススクールでは学べない最先端の経営学』(著:入山章栄)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■「イメージ型」の言葉を使う比率が高い大統領ほど、
「偉大な大統領」と評価されている。

つまり、

”人にありありと情景を思い浮かべさせることが出来る言葉”

を使えることは、リーダーにとって、
間違いなく、人を動かす武器になり得る、

という話ですね。



言葉はツールです。


ロジカル・シンキングとか、
クリティカル・シンキング、
5フォースなど、大事だと言われる「ツール」は、
たくさん存在します。


しかし、他力を自力に変え、
多くの人の心に火をつけ、
輝かしいワクワクする未来を想像させ、
大きな目的地へと船を動かしていく。

そのための能力を考えると、
賢そうなMBA的な思考ツールも大切ですが、
それ以上に、


”「言葉の力」を高めること”


が大変重要なスキルではなかろうか、

と思うのです。


■そして、
「言葉」を武器にするためには、

”人に情景をありありと想像させる「イメージ型」の言葉”

を、意図的に使えるか、

といことは非常に重要です。


そして、自分が「イメージ型の言葉」を秀逸に活用するためには、

・ボキャブラリーの豊富さ

はもとより、

・人への共感力
・深い教養
・文学への理解
・人生における様々な経験

などなど、
”人間としての厚み”
が求められるのでしょう。

そうしなければ、
人の心を動かす「イメージ型の言葉」、
言い換えれば「メタファー(比喩)」も思い浮かぶはずもありません。


言うなれば、
「イメージ型の言葉」を鍛えるということは、
“人としての総合力が試される”と言い換えられるのだろうし、

だからこそ、
「人の力を活かそう」とする人であれば、
継続的に磨き続ける価値がある、

と思うのです


他力を自力にする武器。
人を巻き込む武器。

【人の心を動かし、人を動かすものは、「イメージ型の言葉」】

です。
【本日の名言】
他人を感動させようとするなら、
まず自分が感動せねばならない。

ミレー”

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