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富士の樹海から、焦らず、根を伸ばす大切さを知る。

176号2014/11/14更新

■おはようございます。紀藤です。

先日も、引き続き山梨へ。
またこちらも研修の視察で、
「富士の樹海」に行きました。

非常に神秘的な風景で、
まるで映画の「もののけ姫」の森のよう。
生い茂る木々に大自然の偉大さを感じました。

やはり、自然はすごい。

というわけで引き続き今日も
大自然について感じた学びを一つ。


■「富士の樹海」というと、
何だか不思議なイメージがあるかもしれませんが、
実際は天然記念物や素晴らしい自然の宝庫。

そして、先日ご紹介した山の神(野外研修のインストラクター)が

『富士の樹海には、ある特徴がある』
と教えてくれました。

その特徴は
「土壌が溶岩で出来ている」
ということ。

西暦800年頃起こった富士山の大噴火が原因だそう。
流れ出た溶岩流が、
裾野まで流れ出ることによって、
現在の富士の樹海あたりまで、溶岩で埋め尽くしました。

今は木々が生い茂っている
富士の樹海も、その当時は岩石だらけで、
森になるどころか、木が1本生えることすら出来ない状態だったそうです。

それが、長い年月を経て、
苔ができ、
草が生え、
枯れて有機物が堆積し、
ようやく木が根を張る土壌ができました。

そして、木が芽をだし成長し、
溶岩の隙間を縫って根を広げ、
今では他の木々の根と絡ませ合い、
広大で、果てることのない森を創り上げた、
そんな歴史を持つのが「富士の樹海」だそうです。

今でも、溶岩のため
深くもぐりきれない木々の根が
地表に溢れ出て絡まり合っている様子を見ることが出来ます。


■さて、前置きが長くなりました。

ここからが本日お伝えしたい内容なのですが、
『完訳 7つの習慣』では、副題で「人格主義の回復」と
名前が付けられています。

そして、このタイトルの意味は、
「富士の樹海」と非常にリンクしていると感じるのです。

「7つの習慣」において、
この「人格」とは、
木の「根」に例えられます。

目に見えづらいけれど、その存在は確かにある。
根によって、大木は支えられており、
初めて継続的に成長することが出来ます。

逆に、
いくら見た目の「葉や枝」がきれいでも、
「実は根が腐っていた」となれば、
遅かれ早かれ、その木は倒れてしまうでしょう。
(この「葉や枝」のことを「個性」と呼んでいます)

※ちなみに、「人格」とは、「誠実さ・正義感」など。
「個性」とは、「知識・スキル」などをあらわします


■では、私達の「根」と「葉」のバランスは
どうなっているでしょうか。

成果を焦るあまり、
大切すべき、人としての「正義感」や「思い遣り」などを
ないがしろにしてしまっている、
そんなことが起こってはいないでしょうか。

それは、
溶岩で埋め尽くされた直後の富士の裾野で
時間もかけず、すぐに葉を広げようとする、
そんな行為ではないでしょうか。

富士の樹海が
時間をかけて根を張る土壌を作り、
成長できる素地が出来上がったからこそ、
大きな森をつくり上げることができたように、

私達も「根」(=人格)の存在を無視して
葉を大きく広げること(=大きな成果を得ること)は難しい、
そんな風に感じます。

もし私達が、広大な樹海の木のように、

・最終的に立派な木になり、
(=自分が長期継続的な成果を出す)、
・他の木々の根と絡み合い、支え合い、森を作ること
(=皆で長期継続的な成果を出す)

を目指すのであれば、
焦って、枝や葉を伸ばそうとするよりも、
今はまず、根を大きく広く伸ばすことが、
何より重要なことかもしれません。

成果や結果を出すことを求められがちな毎日かもしれませんが、

「自分が目指す先はどこなのか。
 小さな孤立した木なのか、はたまた、大きな森の立派な木なのか」

そんなことを考えると、
「7つの習慣」で提唱する「人格」の大切さを
感じることができるかもしれません。


■今日のお話は、

・富士の樹海は、時間をかけて今の形になった。

・溶岩で裾野が流された直後、木は葉を生い茂らすことなどできなかった。

・しかし長い時間をかけて土壌をつくり、
 根を張り巡らし、木々同士の根が絡み合うことで、
 永遠に続くかのような、広大な樹海を作りあげることができた。
 
・私達も、人生において、葉や実をつけることに焦りがちではないか。

・しかし大きな森(長期継続的な大きな成果)を目指すのであれば、
 まずは根を張ることに集中することが重要なのでは。
 
という内容でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。
【本日の名言】
私たちは、まず他人の目からは見ることができない
自分の人格を育てることに力を注ぐ必要があり、
これが大木を支え続ける根の部分にあたる。
根を育てていくにつれて、次第に実を結ぶ姿を見ることができる。

           スティーブン・R・コヴィー

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