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「学ぶ意欲」に火をつけるもの

106号2014/08/02更新

■おはようございます。紀藤です。

先日、ある金融業界の友人と話をしていて、
興味深い話を聞きました。

今日は、そこで気付いた
「学びの効果を高める要素」について共有したいと思います。


■ちなみに突然ですが、問題です。

「Q:世界で4番目に人口が多い国はどこでしょう?」

…答えは後ほど (笑)


■ちなみに、この質問は
金融業界の友人の彼からされたものの一つです。

彼はとても優秀なセールスですが、
お客様から、金融商品の話(どこに投資をするか)
という相談をされた際に、中学・高校の授業で使われる
社会科の資料集を使うそうです。

「これから投資して、期待できそうなところはどこですか?」
「ちなみに、どんなところが伸びそうですか?」

と聞いた上で、
「世界の人口ランキング」のグラフを見せる。

すると、非常に興味深いデータが、
とてもわかりやすく、図やグラフを使って表現されています。

金融について無知な私も、
世界の人口の過去、現在、そして未来への推移が、
私達の経済活動に大きな影響を与えることくらいは判ります。

気付けば、知らず知らずのうちにその話に釘付けになっていました。


■この時に、「つくづく不思議だなあ」と感じたのは、
学生時代、同じような資料を見ていただろうに、
全くそのことを覚えていない、ということです。

学校で学んだことはもちろん、
印象にすら残っていないのですから、
不思議を通り越して、致命的です(汗)

もしかすると私だけなのかもしれませんが、
このようなことは、少なからず多くの人にも
言えるのではないか、と思うのです。


■「世界で4番目に人口が多い国(ちなみに答えはインドネシアです)」がどこなのか、
今でこそ気になるかもしれませんが、
当時はどうでもよかった。(私の場合)

そして、
昔は世界の人口推移に興味がなかったのに、
今は興味がある。

学生の頃は歴史なんて嫌いだったのに、
今はもっと歴史を学びたい。

大学は遊ぶところだったけど、
今はもう一度真剣に勉強をしたい。


■言うまでもないことかもしれませんが、
結局「学ぶ意欲」というものは、

「自分事だと思うかどうか」

に、大きく左右されます。

世界の人口は、「グローバル化」としつこく言われる今の世の中で、
意識させられやすいテーマですし、
特に海外と関わる仕事をしている方であれば、尚更そうでしょう。
10年20年と働き続ければ、きっとその影響力はもっと大きくなりそうです。

歴史も、
大学の勉強も、
世界情勢も何でもそう。

それが必要と思った時に、人は初めて

「本気で学びたい」

と思うはず。


■そして、今日一番お伝えしたいことで、
かつ、強く思うことが、

「教育や研修にも同じことが言える」

ということです。

私は仕事柄、研修を様々な企業様に提供しています。
ですから、教育や研修がより効果的に役割を果たすことは、
私の願いの一つでもあります。

人事担当者や現場の上長の方など
こんな社員になってほしいという想いがある中で、
教育や研修は行われ、提供されることが多いのですが、

「あなたには、こんなスキルが必要。
 だから、〇〇力強化研修をがんばってね!」

と、参加者の気持ちを「全く」考慮せず、
学ぶことでどんなメリットがあるのかも、全く伝えなければ、

「忙しいのに、また研修か・・・」

と学生時代の補習のように、憂鬱な気持ちを抱えながら
研修に参加することになるのかもしれません。
すると、当然ながらせっかくの企画した内容も浸透しません。
(教育に関わる皆さまは、そんなことはないと思いますが)


■もちろん、ある職務に対して、
「こうなってほしい」という期待を持ち、
それに基づき必要なスキルを、ある程度強制力を持って伝える、
そして気付かせる、ということは王道の一つだと思います。
ですので、間違っているとは決して思いません。

ですが、どんな場合でも
学ぶ人自身が

「自分事だと思うかどうか」

次第で、「学びの効果」大きく変わってくることは、
間違いないことでしょう。
だからこそ、そこはどんな形であれ意識をする必要があると思うのです。


■これまで20万人以上が受講している、
人気の「7つの習慣セミナー」において、
自分自身の価値観を見つめ、自分のミッションを考え、

「この研修は自分の人生を考えるものなのだ」

と気づいたときに、参加者の目の色が、
特に変わるよう私は感じます。

人は、自分の人生は良くしたいですし、真剣に考えるもの。

「これを学ぶことが自分のためになる」
と心から感じたとき、人は学ぶ意欲に火がつくのでしょう。

そしてそんなことを、参加者を含め、
企画者や教育をする人、意図的に演出することが出来たら、
もっともっと、効果的で素晴らしい学びの場ができるのではないか、
と思うのです。

大切なことは、常に心に留めておきたいものですね。


■今日の内容は、

・昔は興味なかったことでも、今は興味がある。

・それは「自分事と思うかどうか」が影響している。

・自分事と思えば、学ぼうと思うし、そうでなければ学ぼうとしない。

・そしてそれは、企業の教育・研修も同様。

・何かの意図があって企画しても、それが自分事と捉えられなければ、
 どんなにいいものも浸透する可能性が低くなってしまう。

・であるならば、参加者を含め、関係する人がより意識出来たら
 よりよい教育の場ができるはず。

という内容でした。


今日も皆様にとって、良い一日になりますように。
【本日の名言】
教育には目的がなければならない。
教育それ自体は目的ではないからだ。

               シビル・マーシャル

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