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事象は一つ、解釈は無限大

103号2014/07/30更新

■おはようございます。紀藤です。

いつもお目通し頂き、ありがとうございます。

一つご報告があるのですが、
メルマガのタイトルを若干変更いたしました。

今まで、「【7つの習慣】」とタイトルに入れていましたが、
100号を書き、振り返ってみると、
必ずしも『7つの習慣』に関わる内容でないこともしばしばありました。

『7つの習慣』は私の大好きな書籍ですが、
それだけが全ての答えだとは思っていません。
このメルマガは、日々何か役に立つ気付きを共有したいという思いで書いております。

ですので、敢えてルールにとらわれすぎず、
幅広く、日々の気付きを共有できればと思います。
(もちろん『7つの習慣』についてもお伝えしていきま)

そんな意図で変更いたしました。
引き続き、よろしくお願いいたします。
■さて、今日のお話も、
今週の土日に行った同窓会からの気付きをひとつ。

メンバーの一人で、自身で経営をされていて
書籍も出版している尊敬すべき仲間がいます。
その彼が好きな言葉というのが、とても印象深いものでした。
それは、

「事実は一つ、解釈は無限大」

という言葉。


■読んで字のごとく、
「モノは考えようだよ」、とはいいますが、
本当にその通りだと思います。

色々なことが私達には起こりますが、
特にこの言葉は、いわゆるネガティブな事が起こった際、
ヒントになる考えだと思うのです。


■この言葉を聞いたとき、私はある過去の体験を思い出しました。

私が大学2年の夏の話。
私は北九州の小倉という、治安があまり良くない町で
夜のバイト(バーテンダー)をやっていました。

「何となくかっこよさげだから」、で始めたのですが、
そこのマスターが、いわゆる「体育会系(ヤクザ系?)」な人で、
ミスなどがあるとビンタ、正座が当たり前の世界でした。

純粋な私は、「いやあ、小倉のバイトって厳しいんだな」
(今考えると馬鹿だなあと思いますが苦笑)
と毎日辞めたい気持ちを堪えて、「ここで辞めたら逃げることになる」と耐えていました。

そんなある日、とあるミスがきっかけで、マスターが激昂。
鬼のような形相で、真夜中のバーで私はボコボコに殴られるという事態に。

そして結果、
歯が2本折れ、アゴの骨が割れ、
即日入院、手術全身麻酔にてアゴにブレートを埋め込む、
という全治1年の精神的にも肉体的にも、
非常に痛く、辛い経験をすることになってしまいました。
(本当はもっと色々あったのですが、朝から生々しいのでまたの機会に(笑))


■当時は、「なぜ自分だけこんな目に合うのか」
と運命を呪いましたが、今となれば
「むしろあの経験があってよかった」と思えるようになりました。

もちろん、その当時はそれどころじゃなく、
暴力に屈した自分を嫌に思ったり、
勇気を持って辞めると言い切れない自分を情けなく思ったりと、

「アゴ折れ事件」=「私の弱さの象徴」
という解釈でした。

しかし今になって思うと、
その経験が「弱い自分を変えたい」と思わせ、ボクシング部に入部するきっかけになりましたし、
その事件がきっかけで自己啓発の世界にも興味を持つようになりました。
(そして、今にいたります)

つまり私にとって、

「アゴ折れ事件」=「私の成長のきっかけ」
という解釈に変わりました。


■その当時は、ただ

「苦痛、嫌な想い」

という解釈だったのが、
私が時を経て、成長するにつれて

「自分の人生を真剣に考えたターニングポイント」
「家族の大切さ、愛情を感じるきっかけ」
「友人のありがたさを知った事件」

というように、起こった事実は同じなのですが、
解釈は180度変わっていたわけです。


■このようなことは私だけでなく、
多くの方に当てはまるのではないかと思います。

・誰かと喧嘩した
・人間関係がうまくいかない
・病気、怪我をした
・仕事で失敗をした

というのは、その時は本当に辛く、
痛くて、痛くて仕方がないものだと思います。

ですから、願わくば何も起こらずに平和に過ごしたいと思うかもしれません。

でも大体の場合、生きていれば何かしらのアクシデントに遭遇するのが世の常。

ですので、出来ればそんなアクシデントも前向きに捉えられた方が、
楽に、安定して毎日を楽しめるようにも思います。

そして、大体のアクシデントは時間経ってみると、
結果的に「学びのきっかけ」だったと思えることもあるのではないでしょうか。


■「事実は一つ、解釈は無限大」。

同じ事実でも、解釈は時間が経つと変わります。
また同じ事実が起こっても、前向きに捉える人もいれば、ネガティブに捉える人もいます。

つまり、落ち込んでネガティブな気持ちになるのも、
チャンスだと前向きに捉えようとするのも、

「それを解釈する自分次第」

だと言えるように思います。


■子供の頃、自分が悩みに感じたことは、
今、対したことに感じないのではないでしょうか。

結局は「モノは考えようだ」と思えるかどうか、また、
どう思うかは「それを解釈する自分次第」と思えるかどうかが
大事なのでしょう。

「事象はひとつ、解釈は無限大」。

きっと10年後はこの事件を前向きに捉えられる。

ただそう信じるだけでも、見方を変えるきっかけになるかもしれません。

そして、日々起こるアクシデントにも客観的に、前向きに、
自分が望む解釈に出来るだけ翻訳しなおして、
楽しく、安定した毎日を過ごすヒントになるのかもしれませんね。
(このことは 『7つの習慣』の第一の習慣 主体性を発揮する の習慣の、
 「刺激と反応のモデル」という言葉で、その概念を説明しています)


■今日のお話は、

・人生にアクシデントはつきもの。

・でも、それをネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかは自由。

・同じ人でも時間が経てば解釈が変わるし、人が違えば解釈も違う。

・つまり、「事実は一つ、解釈は無限大」

・事実に対して、どう感じるかは「それを解釈する自分次第」。

・であるならば、それを頭に置いて、自分にとって
 「理想の解釈」できるように客観的に考えてみてはどうか。

という内容でした。


今日も皆様にとってよい一日になりますように。
【本日の名言】
自分の感情を大事にしながらも、
感情だけに流されないように、知性でコントロールする。
それこそが人間らしさと言えるかもしれません。

                  茂木健一郎

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