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「壁打ち型」コミュニケーションが、関係を深める

66号2014/06/06更新

■おはようございます。紀藤です。

梅雨にも関わらず、毎日良い天気ですね。
外回りが多い私にとっては嬉しくもあるのですが、
逆を言えば、水不足の心配や、農家への影響など考えると、
「空梅雨」というのも考え物かもしれません。

立場が違えば、望むことも違い、事象の捉え方も違ってくる。
「モノの見方(パラダイム)」の違いを、ふと感じる梅雨の一日でした。
■さて、今日は私の会社の仲間からインスピレーションをもらった
「コミュニケーションのヒント」をご紹介致します。

私には、菅さんという同期がいます。
その彼は非常に面倒見がよく、聞き上手です。
頭の回転も速く、相手の考えていることに対して、
きちんと向き合って、適切な答えを返してくれる、
そんなイメージを持たせる頼もしい人物です。
(少しお調子者のところもありますが(苦笑))


■そんな彼に、

「菅さんは、悩み相談に乗るのが上手だよね」

という話をすると、どうやら彼なりに気を付けていることがあるそうです。

それは、

「相手の言っている事に対して、頷き、共感する」
ということでした。

曰く、それをしているだけで、
特別にアドバイスをしなくとも、
相手自身の中で、勝手に頭が整理されて、
自分で適切な解決策を見つけていくものだよ、とのこと。


■いわばテニスの「壁打ち」のようなもの。

自分自身で壁に向かって打ち込み(不満や不安を吐き出す)、

壁に当たって、跳ね返ってくる(なぜこう思うのだろう?と内省する)

そして、自分で打った、跳ね返ってきたボールをまた打ち返す。(なぜなぜ?という、気持ちの整理を繰り返す)

よく、「誰しも、答えを自分自身の中に既に持っている」
と言われることがあります。

そして、それが何なのかを見失っているだけだ、と。

コミュニケーションには色々な場面や種類がありますが、
特に誰かの相談に乗るときは、
変化球や緩急をつけたボールで返す(色々考えてアドバイスをする)よりも、
その人が発した想いを受け止め、そのまま返してあげることが、
結果的に良いラリーを続ける(早く答えが見けさせる)ことに繋がるようにも思います。


■『7つの習慣』においても、
人間関係での成功のための習慣の一つ、
「第五の習慣 理解してから理解される」において、
相手の話を正しく理解することの大切さを伝えています。

先に挙げた例は、悩み相談の場合ですが、
交渉事やお互いに歩み寄る場合でも、
相手を理解する重要性は同じではないでしょうか。

相手が、自分の気持ちを正しく理解してくれていると感じ、
あなたの意見を必要としたときに、
初めてあなたの言葉が相手の心に刺さる準備が整います。

そして、相手を理解するためには、
相手の話を「聴く」ことから始まります。

「聴」という文字には「耳」と「目」と「心」が存在します。

相手のことを、五感をフル活用して聞くことが、本当の「聴く」ということ。
アドバイスをしたり、自分の意見を伝えるよりも、
最初にすべきことは聴くことである、とお伝えしています。


■もしかすると、
相手に「アドバイスをしよう、しよう」と頭を使っているうちは、
相手の話を「耳」と「目」と「心」全てで聞けていないのかもしれません。

菅さんのいうように、
相手とのコミュニケーションをより深いものにするためには、
最初のステップとして

「壁打ちしやすい、『ベストな壁』になりきる」

というスタンスが、理解してから理解されることに繋がり、
人間関係をより強固にしてゆくことに繋がるのかもしれませんね。

皆さまのご参考になれば幸いです。


今日も皆さまにとって良い一日になりますように。
【本日の名言】
自然はわれわれに
二つの耳、二つの目を与えたが、
舌は一つだけである。
これはわれわれに、多くを聞き、見てもよいが、
口数を少なくしろ、という意味である。

             メアリー・タトルウェル

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