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腐った牛乳を口にふくむ、我が母のパラダイム

37号2014/04/23更新

■おはようございます。紀藤です。

先週の話になりますが、
「食品の賞味期限が長くなる」というニュースが新聞に載っていました。

包装の仕方や、基準の見直しにより、
従来よりも数か月から1年も賞味期限を延長したという内容です。

※ちなみに、日本は使用原料の2割にあたる年1800万トン(!)もの食品を廃棄しているそう。
(発展途上国の約4600万人にものぼるそうです・・・)

そのため、どんなきっかけであれ
「食品廃棄を減らそう」という動きに業界全体でなることは望ましいのではないかと、私は思います。

このニュースを見たときに、上記のことを考えるとともに、

「そういえば我が家では、賞味期限切れで捨てることはあまりなかったな」
と、子供の頃をふと思い返しました。

恐らく、我が母の食べ物に対する見方(パラダイム)のためだと思います。
(本日のテーマです)


■私の母は、中華料理店の娘として育ち、4人姉妹の長女として
お店を手伝いながら幼い頃を過ごしてきたらしく、
商人の娘として「もったいないこと」は、徹底排除するように育てられてきたようです。

そんな母なので、食品のロスは出来るだけないよう、
習慣として気を付けているようでした。

印象的な出来事は、牛乳の消費期限切れを発見した時の話。
(賞味期限、ではなく、消費期限です。)

当時、家族で旅行に行っていたか何かで、
2週間近くたっており、明らかに怪しい様子を醸し出していました。

母は、おもむろに2週間前に消費期限が切れた牛乳を口に含みました。

そして、
「すっぱい」
・・・と言いました。

それから、名残惜しそうに、残った牛乳を捨てていました。

当然ながら、すっぱくなければ飲みます。
または、若干怪しい場合も熱を加える料理に使っていたようです。

それがいくら消費期限を過ぎていても。


■母の食べ物に関する考え方は、

「消費期限を過ぎているかどうか」
ではなく、

「食べても大丈夫かどうか」
というパラダイム(物の見方)で判断していました。


■7つの習慣では「パラダイム」という言葉が登場します。

「パラダイム=物の見方」のことであり、
見方が変われば、行動が変わり、行動が変われば結果が変わる、
という原則を伝えるキーワードとなっています。

パラダイムは経験や価値観で、人により違います。

しかし、「パラダイムに違いがある」と知らなければ、
相手のことを理解できない、で片づけてしまう可能性もありません。

先にご紹介した母の話をすると、ある友人は、
「ありえない(=理解できない)」と言っていました。
しかし、中華料理屋の商人の娘としてもったいないを徹底排除して育てられてきた
経験を持つ母にとっては「大いにありえる」ことでした。


■「パラダイムは人によって違う」、という事実を認識することが、
相手の立場や考え方を理解する、最初の一歩になるように思います。

昨日までの賞味期限が、包装や基準値を考え直すことで1年延びたという事実。
詳細はわかりませんが、今回の賞味期限延長の話も、
新たな見方(パラダイム)で考えることで、このような結果なったのではないでしょうか。

私たちが見ている「当たり前」は、
日常のあらゆるところに溢れています。

しかしながら、「自分のパラダイムは本当に正しいのだろうか」、と一歩立ち止まることで、
新しいチャンスも生まれるかもしれませんね。

皆さまの参考になれば幸いです。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。
【本日の名言】
この世に存在する数々の問題は、
その問題が発生したときと同じ考え方では解決できない

                  アインシュタイン

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